単価交渉にはコミュニケーション能力が大切

フリーランスが収入を安定させるためには、高単価案件を受けることが重要です。最初から高額案件を受けるのは簡単ではありませんが、中には最初の時点で高単価とはいかないまでも、単価交渉によって高単価となり、結果的に報酬が上がったケースも多々あります。フリーランスは、クライアントと単価交渉をすることが自身の収入の安定性につながるのです。
ちなみに、クライアントから値下げを要求されることもありますが、それをしてしまうと自分の価値も下がってしまいます。単価がそのまま報酬になるフリーランスにとって、単価は仕事を続けていくために重要なものであるため、値下げには応じないようにしましょう。

報酬を上げるための単価交渉で一番大切なのは、コミュニケーション能力です。ここでいうコミュニケーション能力とは、単に人と会話するのが上手だというものではありません。社会人として必要となる、その人の信頼性を判断できる要素になります。
例えば、仕事において大切な「報連相」をしっかりとできる方や、メールやチャットのレスポンスが速く、やり取りを円滑に進めることができる人です。報連相を正しくできる人は、後になって大きなミスに気づいてしまった、納期に間に合わないことをギリギリになって聞かされた、というような事態にならないためクライアントの信用を失うことはありません。
メールやチャットのレスポンスが速い人も、クライアント側からすれば円滑にやり取りを進められる存在のため、信頼性も上がります。

この人の作業単価を上げてあげようとクライアントが考える基準は、スキルや経験もあるかとは思いますが、一番は信頼性です。
この人とは一緒に長く仕事をしていきたい、そう思わせることができれば、こちらのモチベーション向上のためにも単価交渉を成立させてくれます。